おやつストーリー

「オリーブに載ってた、『おやつストーリー』覚えてる?」と友だちが言うので、うっすらと記憶が蘇ってきた。で、電子書籍を買ってしまった。

ああ、この軽さ。楽しさ。明るさ。

1982年から1991年までの日本で発売された数々のお菓子の紹介と、それを食べながら聴いたらいいんではないかという曲がお菓子ごとに選曲されている。いろんな曲をストリーミングで聞きながら、読んだ。ばか笑いした。

私は小学生のときに、放送部の友だちに「招待されて」給食の時間に全校生徒に向けてお菓子のコマーシャルソングを何曲か歌ったことがある。あの頃は本当にバカ丸出しだった。バカさをごまかそうとするようになってから人生が狂い始めた。

1年前(コロナコロナと騒ぎ始めた頃)、日本に帰り、千疋屋パーラーでフルーツパフェと「パフェに合うビール」を注文してみた(メニューにあったので、どんなものかと思って注文した。一時帰国中は欲張ってしまうこの気持ち、わかってもらえるだろうか)。しかも、パフェと同時にビール(ピルスナ)が出てきて、一体どっちを先に口にすればよいのかと、交互に食べたけど、パフェとビールは合わなかった。あれは、パフェを食べたい人に付き合わされてパーラーに行った酒好きが飲むビールなんだと、後から気づいた。昔、京都に遊びにきたおじいちゃんのために出町ふたばの豆大福を買って用意していたのに、肝心のお茶を用意し忘れ、豆大福にぶどうジュースを添えて出したことがあるけど、それに匹敵するくらい、合う合わない以前の問題だと思った。

今まで行ったスイーツ屋さんで、味も雰囲気も何もかもが最高だと思ったのは、西荻窪のこけし屋。そもそもこけしを買いに西荻窪に行ったら、同行の妹が「お姉ちゃん、あれ! あれ!」と指さしたのがこけし屋だった。感動しすぎて3つくらいケーキを食べた記憶がある。もちろんかわいい絵のコースターも持ち帰った。何より、店との出会い方が出来すぎた偶然でよかった。あとで東京在住の友人にこの話をしたら、「あんたみたいな趣味の人は、(こけし屋を)当然知っているものと思っていた」と言われた。

今だったら、この手のエッセイを書こうものなら、ウェブサイトにアフィリエイトいっぱいつけて掲載されるよね。あーいやだ。

とか言いながら、私もアフィリエイトのリンク付けてるけどね(↓)だって、どっかから画像とってきて貼り付けるのはダメって言われると、アフィリエイトしかないからさ。

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