わりとザック・エフロンが好きです。『ハイスクール・ミュージカル』の頃のノーテンキな彼も好きですが、近年のシリアルキラー(テッド・バンティ)役とかヤバい感じも好きです。
『The Iron Claw』は予告編を見たときから、「そんなにひどい髪型ってある???」と気になっていたのと、リリー・ジェイムズが好きなのと、ジェレミー・アレン・ホワイトも好きになりかけているので、絶対に観ようと思っていました。映画館での上映期間短くなかったですか? そんなわけで配信で見ました。
ひどい髪型をした筋肉もりもりの4人兄弟が、家の中をパンツ一丁でうろうろしたり、リングの上でもパンツ一丁で戦ったりと、はっきりいって、こういうのをおもしろがってくれる友達と映画館に行ってはしゃぎたかった! 映画を見るまでは、あれが本物の筋肉だとは思っていなくて、みんな肉襦袢を着ているのだと思っていました。肉体改造したらしいです。
内容はとてもシリアスで、笑う要素なんて一つもないですが、一言でいえば「毒親」ですかね。「親が果たせなかったことを背負わされ、1位をとるように育てられる」っていうのはキツイ。アジア人の家庭だと、夢をあきらめた親がその夢を子に負わせるパターンはよくあることですが、この場合は、親がファイターでステージパパなので、すさまじい。あ、でも日本にもいますよね、こういうファイター一家が。
いちばんの驚きは、デイヴィッド役の俳優が「Triagle of Sadness」に出ていた、あのモデルのチャラ男だったことです。「誰だこれ?」と思いながら見ていたのですが、あとからネットで調べて、椅子から転がり落ちそうになりました。
とても私の好きな感じの映画でした(たぶん、こんな映画興味ないという人のほうが多い気がする)。
