忙しい。でも日記は書くことに決めた!
「故人を偲ぶ会」に行ってきた。生前、陽気な人だったので、明るいスピーチが多かった。ある人は、オリジナルソングを歌ってくれと生前から頼まれていたらしく、ギターを弾きながら、これまた陽気な歌を歌っていた。そして、エンジニアの人は技術の話で盛り上がっていて(景気よさげでうらやましい)、エンジニアでない人(私)はぼーっとしながら話を聞いているという、いつものかんじだった。
天国に召された人は90歳まで生きたし、傍目には何も心残りはなさそうな充実した人生を送っていた。街から緑地がどんどんと消えていくのに対抗して、公園にこっそり苗木を植えるなどのゲリラ活動をしていると本人から聞いたことがあって、偲ぶ会でもその逸話が披露されていた。ある日警察に咎められたのを機に、土地を買って、そこへ好きなだけ植樹をしていたらしい。そんなお金はないけど、気構えは見習いたいと思った。最近、特にそう思う。
久々にトロント大のキャンパスに行ったので、例のパレスチナの抗議運動もちらっと見てきた。テント村の周りにはフェンスが張りめぐらされ、中へは勝手に入れない。フェンスには様々な主張が掲げられていた。学生も参加しているのだろうけど、やっぱりプロのアジテーターが中心なんだなと感じられるだけの雰囲気はあったし(当たり前か)、思っていたより平和的だった。これに対抗する抗議も静かに行われているらしい。
帰り道、家人が通りすがりの若い黒人の男の子に「フランスへ帰れ!」と怒鳴られる事件が起きた。生まれながらの白人カナディアンだし、とんだとばっちり、ではあったけど、何か世の中の転換点を目撃したような気がして、悪いけど、少しおもしろかった。「ウェルカム・トゥ・マイ・ワールド」となぐさめの言葉をかけておいた。「お前の国へ帰れ」と言われることが、どんなに筋違いで、腹の立つことなのかを身をもって体験してもらった。
Bookpottersではじめて読書会してみた。『ピュウ』の翻訳者、井上里さんに来てもらって、閉ざされた社会ってなんで閉じてるのかなどなど、人数少なめだと自由に話せてよいなと。訳者さんさえよければ、数人相手に読書会に参加していただきたいな〜。謝礼もあり(謝礼はいらないの選択肢もあり)。
翻訳で忙しくて、いろんなことを後回しにしていて、「やばいやばい」と思っていたことを全部さばいて、すっきり。
最近、短歌や和歌をやってみたいと思うけど、どこから始めればいいのかわからない。俳句も全然うまくならないのに、短歌、和歌?という気がしなくもないし。
