訳了だ! 次があるけど、ちょっと休んでから手をつけることにする。書評講座の課題書読んでないし、書評も書けていない。そのわりにはピックルボールのコートに足繁く通っていた。ストレスがたまっているときにこそ、パドルを振り回したい。
パドルを新しく買い替えた。前のは面がツルっとした、スピンをかけづらいタイプだった。それを仲間に貸したら「なんじゃ、このパドルは!?」とけなされた。私のテンションはダダ下がりになり、そのパドルを使う気が失せてしまった。だから、新しいのを買った。
買う前に、ピックルボールの仲間に「何がお勧め?」と聞いてみた。その情報を頼りに、店に行ったら、フランス語訛りの、おしゃべりが上手で、かわいらしくて、全方位にステキな高校生くらいの青年が数あるパドルの中から、2本選び出してくれた。いつまでも彼とお話していたい気分だったけど、即決したため、3分くらいしかおしゃべりできなかった。ち。
パドルは、それぞれに好みがある。有名ブランド品には「USA Pickleball Approved」の刻印されている。しかし、どれも中国製なので、ブランドを気にしない人は、激安の「USA Pickleball」と刻印されたノンブランド品をTemuで買って使う。上級プレイヤーたちが「変わらない」と言っているんだから、そうなんでしょう。私はこだわりがあったわけではないけど、美少年に貢ぐ気持ちで、高いブランドのパドルを買ってしまった。
私のWhatsupはピックルボール中心に回っている。回ってくるのは連絡事項か、ピックルボールネタのお笑い動画。いちいち見ていないけど、このスポーツのせいで頭がおかしくなっている人は私だけではないんだなと、いつも安心している。
話は変わり、久々に映画館で映画を見た。アメリカ大統領選が完全泥試合なので、うんざりする人もいるだろうけど、『The Apprentice』は面白かった。セバスチャン・スタンの演じるトランプが似てるけど、真似っこではないところがよかったし、弁護士のロイ・コーン役がジェレミー・ストロングだったので、まるで『Succession』を見ているかのようだった。私は、『Succession』が好きだった。
トランプの一番最初の奥さん、イヴァーナが私のイメージどおりに描かれていてうれしかった。アスリートでモデルで、東欧訛りのきつい英語を話し続け、貪欲にいろんなことに挑戦したい、したたかな頑張り屋さんだと勝手に思っていた。もう亡くなったけど。この映画にはアンディ・ウォーホールや、堤兄弟のどちらかもちらっと出てくる。
そのまま、ロイ・コーンのドキュメンタリーも見てしまった。実物は映画よりもより怖かった。人に共感を示せないタイプだったらしい。私がロイ・コーンに唯一共感できたのは、カエルグッズを集めていたことだった。カエルグッズは好みではないけど、自分の大好きな物に囲まれて暮らしたい気持ちはよ〜くわかる。
それにしても、アメリカのドキュメンタリー映画って、型にはまった感じのものが多いよね。インタビューされている人のドアップと昔の映像を交互に入れてるやつ。いいんだけど、途中、眠くなる。なので、『The Apprentice』をまず見るのをお勧め。
