ピックルボールのリーグで、途中棄権してさっさと帰りたいと思うような最悪のゲームを経験した。完全自滅ってやつですね。へこんでいるところへ、私が密かに見下しているプレイヤーがやってきて、「ぼくたち、同レベルだよね」と傷に塩を塗り込むようなことを言ってきた。怒り心頭で家に帰り、ピックルボール用のポータブルネットをポチった。
「リベンジじゃぁ〜」
と騒いでいたところ、仲間たちが「なんでネットでリベンジなん? 新しいパドルじゃなくて?」と訊いてきた。確かに。新しいパドルを買えばよかった。
軽量タイプを買ったとはいえ、ネットは6キロもあるし、細長いゴルフバッグのようなバッグに入っている。今日、おニューのネットをコートに持参しようと、地下鉄のプラットフォームまで行ったのに、電車がこない。コートに行く気満々だったため、再び地上に戻り、ライドシェアを呼ぶ。
運転手のおじさんは、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンあたりの出身の人だった。「朝の四時から運転しているけど、ウーバーががっさりマージンをとっていくから大変だわ〜」という苦労話を散々聞かされ、「あ、ここでもう結構です」と降ろしてもらった場所は公園の1ブロック手前。エッサエッサとネットを担いで公園にたどりついたときには疲れ果てていた。
公園にネットを張り、全然知らない人たちがそこでプレイをし、まるで慈善事業をしているみたいだった。持って帰るのが面倒で、仲間の車のトランクに詰め込んで、家に帰ってきた。その人は数日後に日本へ行くという。しばらくマイネットとはお別れですね……
ピックルボールの話題とはうってかわり、仕事の話。
ポシャったと諦めていた企画が通った。自分で持ち込んだ企画がはじめて通った。これは快挙。打ち合わせをするのが楽しみで仕方がない。
1月に蛇窪神社でおみくじを引いたとき、今年の私のラッキーアイテムは「木」だと書いてあった。よ〜く考えれば本は木からできているじゃないか。当たってる!!
