Y日記49(日本&韓国)

韓国と日本から帰ってきたら忙しかった。ピックルボールをする暇はあった。もはや、これがないと私は何にも集中できない。スポーツしたあとは集中力が高まる。単に時間が足りなくなって集中せざるをえないだけかもしれないが。

ソウル国際ブックフェアについては、Bookpottersのニュースレターに書いたし、個人的なことを書いておこう。

ハイライトのひとつは、姉御とコンビを組んでいる映画監督と長々と話せたこと。今まで、姉御の家ですれちがいざまに少し言葉を交わす程度だったけど、経歴を聞いたら、まるでクオンのキムさんみたいだった。日本の大学に留学し、版権エージェンシーに勤めていたってところが。ソウルでは、クオンのキムさんにお目にかかることもできた。ご挨拶をして、私のパラパラ作品集をパラパラしてもらい、作品集は気にってもらえたかんじだった。

もうひとつのハイライトは、韓国のスターを追っかけている高校時代の同級生とソウルで落ち合ったこと。渡り蟹の醤油漬けが食べたかった私のために、ミシュランの星をもらっているレストランを予約してくれた。なのに、場所を間違えて大幅に遅刻した。江南店と聖水店があって、グーグル先生に聖水店へ案内されたからだった。ウーバーを呼んで江南まで走った。ソウルでウーバーが使えてよかった…… 「カカオしか使えません」なんて状況だったら、もっと遅刻していたはず。ウーバーのおかげで、渡り蟹の醤油漬けが食えた。小鉢類も全部おいしかった。

ご飯だけではさみしいから、「穴場」の、インドアゴルフ練習所の中にあるバーに連れて行ってもらった。飲み客は私たちだけ。他の人はシミュレーションゴルフをしていた。あれで上達するんだろうか。ソファーがふかふかで、トイレもゴージャスで、確かに穴場だった。

そのあと、ハングル文字が読めないと難関のバスに一緒に乗ってもらい、明洞のホテルまで送ってもらった。ロッテシティホテルの上階角部屋に泊まったので、朝の景色がきれいだった(他の日は東横インに宿泊してた)。テレビをつけたら韓国の地上放送のドラマをやっていて、全然言葉がわからないのに見入ってしまい、差し挟まれるコマーシャルすら面白く、観光する時間がなくなった。清渓川(チョンゲチョン)がすぐ近くを流れていたので、そこを散策するのが精一杯だった。仁川国際空港へ向かう。ソウルの街からは遠いよ、この空港! 今度は絶対金浦空港を使うぞ! 前回、私が韓国に来たのは1994年だったと思う。そのとき、仁川国際空港は開港していなかった。昨日、「イカゲーム」のシーズン2の第1話を見ていたら、仁川国際空港が出てきた。

日本滞在中も盛りだくさんだった。打ち合わせや挨拶もあったけど、友だちや、Bookpottersで集まった。上海料理に四川料理と連日中華! 同級生とおいしい蕎麦も食べた。生まれてはじめて某大手出版社の中に入った。「これが、あの……」と感慨深かった。東京は2日間しかいられなかったのが残念だった。飛行機のチケットを購入してから予定が埋まり、関空→新幹線で東京→成田からソウル→ソウルから名古屋→関空という動きになってしまったからだった。

帰国中に5回くらい人に話したけど、新幹線の5号車のトイレが故障していたため、途中駅に停まるたびに「大便器が故障しています」というアナウンスが流れた。「大便器」という言葉を聞いたのは久しぶりだった。的確な言葉ではあるものの、早朝の新幹線の中で朝ごはんを食べようと思っていた私は、新横浜までずっとこのアナウンスが続いたのでうんざりだった。

今回、たいへんラッキーなことに、行きも帰りもビジネスクラスにアップグレードしてもらえた! 行きなんて、座席番号が「1」。飛行機の一番前の席に座ったのは、生まれて初めてだった。

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