なんか夏が終わってるのか終わっていないのか、さっぱりわからない気温だけど、日没時刻は確実に早くなっている。それは、ピックルボールを外で何時までプレイできるのかという形で体感している。
今年の夏は忙しかったから、6月に韓国と日本へ行っただけで、どこへも行けなかった。だから5日間のピックルボールキャンプへ行った。キャンプって言っても泊まり込みじゃないよ。そこで結構いろんなことを学んだ。なんだろ、それまではぼけっとコートに立っていただけだったのが、「今はこっちらへんにいたほうがいい」「さあ、あっちへ動くときがきた」と、理由があってコートの中を動けるようになった。
その成果が現れたのか、私はピックルボールのミニリーグで4週連続得点王に輝いている。前回は真ん中より下だったのに。キャンプでそんなに変わるもんなのだろうか。それとも……。とりあえず、いい成績を出せているのはよい気分でもあるのだが、仲間たちが「どうなん? この得点だけを競うシステムって?」と疑っている。私も得点だけを競う仕組みは面白くないと思う。
ピックルボールをはじめてから、「競争心」についてよく考える。競争心はある点を超えると有害になる。でも競争心がないとゲームは面白くならない。そして、競争心を隠したがる人か、むき出しにする人かに分かれる。なんでだろう。
一緒にピックルボールをやっている高齢者女性が、夏はトロント、冬はオーストラリアの二拠点生活をしていることを知った。長年連れ添ったパートナーを失って、新しく出会った人がカナダ人なのだと。だから自分の子どもや孫はみんなオーストラリアにいる。新しい出会いのときに長距離が問題にならなかったんだね……と感心。次、この人と会うのは来年かぁ。なんかさみしい。
