Y日記55—こと退治

日本語で最初から自分の文章を書くとき、「こと」は多用しないのに、訳文となると、一次訳に「こと」が頻出する。あれはなぜなのか。全体を訳し終え、見直すときになって全文検索すると、「こと」の多さに驚愕する。「言いたいこと」「知っていること」「そのこと」「驚いたことに」「〜ことを認識する」などなど、うぎゃ〜っとなる。

一つには、英文を解釈したものの、ぱっといい訳文を書けずに、プレースホルダー的に「こと」でひとまず訳す場合。

もう一つは、理解があやふやなまま、「ちょっとおかしいけど、先に進みたい」ときに無理矢理文章化し、とりあえず「こと」でごまかすような場合。あちこち書き直しているうちに、「ああ、ここの解釈が間違っていたんだわ」と気づく。

最初からバーンといい訳文が書ける女になりたい。

仕事が一段落ついたので、『Stranger Things』のファイナルシーズンを一気に観た。子役たちが大きくなっていたし、これ以上話は引きずれないところまできていたから、終わってくれてほっとした。最終回を見て、ああ、この話って世代に分かれて進行してたんだとあらためて思った。イレブンやマイクの「中心的世代」、ウィルの兄やナンシーの「お兄ちゃんお姉ちゃん世代」、ウィルの親世代、最終シーズンはマイクの妹世代まで加わった。すごく好きなドラマだったけど、異世界がめっちゃくちゃ怖くて、今現実世界もすごいことになってるから、もうちょっと安心して見ていられる異世界の話がいいな。

次に見はじめたのは韓国ドラマ『You and Everything Else』(『ウンジュンとサンヨン』)。女の子2人が互いに抱く妬みぶりが見どころ。自分にも覚えのあるちくちくした思い出が蘇ってくるけども。私はどっちかといえばサンヨンで、自虐的に冗談を言ったつもりが、ウンジュン的なクラスメートに「あんたに自虐を言う資格はない」と呼び出されて怒られたことがある。そのとき、自分には封印しなければならないものがあるのだと初めて知った。

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