ポッドキャスト2023&シーズンフィナーレ

姉御が note にシーズン3の総括をしてくれた。本当に面白いゲストさんに来てもらえて楽しかった。

次のシーズン4は転機を迎える。そもそも、このポッドキャストは、姉御が大学に入り直してもう一回勉強すると誓いを立てたところから始まった。アカデミックな場での勉強に戻るのが不安だと言うので、私はほんの少し手伝いをした。姉御はあっという間に勉強に慣れ、助けなどすぐに要らなくなった。そんな姉御が学んだ大学の卒業式の総代に選ばれたんだから、すごいすごいすごい! だってさ、私たち、いろんなことを覚えようとしてもすぐに記憶から抜け落ちるお年頃なんだよ! 私も卒業式に行って、姉御の晴れ姿を見たい。

シーズン4は何を話そうかなぁ。個人的にはもっと映画やドラマの話がしたい。ポッドキャストで話すと記憶に残るから。どうやら、シーズン2で登場したモデルの優恵ちゃんと3人で特別版を作るらしい。

その前に、シーズン3.5をやって、われらのロイヤル・コレスポンデンス、よりぞーさんをお呼びして、『ザ・クラウン』のシーズン6について話したい。ようやく全話見終わった!!いやぁ、シーズン6はめちゃくちゃよかった。

というわけで、シーズン3のフィナーレをお届けします。『アメリカン・フィクション』『ホールドオーバーズ』「落下の解剖学』について話していますが、いつものように脱線しまくりです。

「半蔵」秘話

帰国中に日本酒を贈る機会が何度かあって、東京の宿泊先の近くに「三重テラス」があったので、伊賀の大田酒造の「半蔵」をそのたびにプレゼントしていました。なぜ「半蔵」を選んだのか、秘話を披露しようと思っていたのに、毎回別のことをしゃべりすぎて、秘話には及ばなかった。あとで知ってもらいたいと思うので、ここに書いておきます。

小学生の頃、チェーンレターが流行りました。「このハガキを手にした人は、さらに5人の友だちにハガキを送り、このハガキに記されている人に手紙を送ること」と書かれていて、私が手紙を送ったのが、今の大田酒造の副社長(?)の大田さんだったのです。これをきっかけに高校進学くらいまでずっと文通が続きました。我が祖父は「大田酒造のお酒はおいしい」と言っており、「まだ文通しとるんかい?」と時々声を掛けてくるほど気になっていたようです。当時、私は文通魔で、英語でも文通しようとアメリカのコネチカット州の子にエアメールを送っていたのですが、それは長続きはしませんでした(語学力のせいと思われる)。

大田さんとの文通は高校時代に途絶え、私は京都に進学したのですが、なんと同じ大学の同じ学部学科で彼女に再会したのでした(すごくないですか?)。でもその頃の私は人生最悪の低迷期を送っていたため、特にまた付き合いを復活させるということはなかったです。

その後、何年も月日が経ち、大田酒造のお酒は伊勢志摩サミットのディナーの乾杯酒に選ばれたと風の噂に聞きました。三重県外の友人知人にお酒を贈るときは、「半蔵」を選ぶことにしています。何を話したらいいのかわからない初対面のときや、話題が途切れたときに、たいへん役立ってます(笑)。

日本帰国のハイライト

日本から戻ってきたら、カリフォルニアに行ったので、なかなか日記が書けなかったが、今年は昔のように日記をもっと書こうと思ってはいる。

というわけで、2024年1月の日本帰国のハイライト。

まずは翻訳勉強会のみなさんとお食事。リアルに会うのも、埼玉県川越市に足を踏み入れるのも初めてで、とても楽しかった。

夕食は田園調布。友だちが用意してくれたブリしゃぶをメインに飲むわしゃべるわで、お口が忙しく、終電を逃す。神田までタクシーで帰る。電車で移動してると意識しなかったけど、多摩川から神田は遠い! タクシーの運転手さんと雑談が弾んだ。

早朝、新幹線に乗って京都へ。快晴。富士山もくっきりと見えて最高。コーヒーを注文したら、京都のイノダコーヒーが出てきた。気分さらに上昇。

京都で文フリ。これについてはもう書いた

先斗町で古い友人と食事。会社にお勤めだからエライ人になっている。さっきまで文フリで騒いでいた自分の精神年齢を冷静に考えたが、楽しければいいといういつもの結論に帰着。

翌朝京都のホテル近辺をすばやく散策。いろいろ変わってる。変にきれいになっている。まあ観光都市だから観光客のために便利に街が変わるのは仕方がないか。私も外国に行くときは観光客にやさしい街のほうが好きだし。

大阪で翻訳仲間と合流して、またしゃべりちらかす。人気のないカフェ最高。象印食堂で洗脳され、様々な保温容器を買いそうになった。

難波から実家へ。親戚のちびっこたちが大きくなっていて話ができる。一緒にお風呂に入って、裸の付き合いもしたから親密になったけど、おっぱい好きのお子ちゃまたちだった。ちびっこ1が、本のお仕事をしている私のために、本を自作してくれた(製本まで自作)。なかなかよくできている話なので、これを絵本にしてあげたい。

お正月早々頭を打った父親にせん妄の症状が出ていて、私を見るなり、「あ、ふとったぁ〜」と指差してきた。ある意味、真実を述べているのだけど、その言い方が幼稚園児のようだったため、「お父さんの頭はおかしい」と断定。

鳥羽で牡蠣、鮑、蛤、さざえなどを食べたいだけ食べた。国際ホテルのカフェに行こうとしたら改装中で閉まってた。じゃあ、ということで伊勢神宮へお参りに。夕方近くで人も少なめ。この時間帯に行くのがいちばん好きかもしれない。伊勢神宮に気軽に行ける土地に生まれたありがたみを海外に出てからより実感するようになった。

名古屋で姪のどんぐりちゃんと映画「トットちゃん」を観に行く。ちょっと怖かったみたい。どんぐりちゃんは相当な映画好きで、よく映画館に足を運んでいるらしい。ショッピングも一緒にした。休憩中に、「2階にトイザらスがあるんだけど……」と一緒に誘われ、おもちゃを買わされる。喜んで財布を開いたので「買わされた」というより「買ってあげた」が正しいが。最近の子がどんなおもちゃに心惹かれるのかを見るのは面白かった。海外から日本に上陸したおもちゃらしく、「海外のものって聞くと、より一層欲しくなるよねぇ〜」とどんぐりちゃんは言っていた。

東京に戻り、Bookpottersの東京メンバーとちゃんこ鍋。食べきれない量!ちゃんこだからあたり前か。ちゃんこを侮っていた。楽しいひとときを過ごし、普段ひとりで仕事してるから、こういうのっていいな〜って改めて思った。

出版社を2社ほど巡り、しゃべる。自分でもよくこんなに話せるなってくらいに。感触はよかった。

他にも同業者の方々とお食事などを何度か。こちらもとても楽しかった。次回もこんなふうに集まって本の話や雑談、真面目な話をいろいろとしたい。

一度行ってみたいと思っていた韓国文学の専門書店CHEKCCORI(チェッコリ)に立ち寄る。こういう感じいいな、と思った。トロントで日本文学の書店やったら面白いんじゃないかと思ってる。学研都市だからスーパーリーダーは結構いる街だし。でも私には書店経営のノウハウなんてない。ただの夢。

カリフォルニア時代の友人とトロント時代の友人を私の都合で引き合わせ、食事。私は寝るのが楽しくて仕方ないパジャマを追求中なので、パジャマショッピングに付き合わせる。そういえば、プライベートの友人と同業で親しい人を私の都合で引き合わせて食事ってのもやってしまった。

最後に、幼馴染とごはん。そして羽田へ。ずんだ豆シェイクの店がなくなっていた! ショック。

文学フリマ京都に行ってきた

今回の一時帰国のハイライト、文学フリマ京都に行ってきました。

羽田に着いた翌日に埼玉県川越で昼ごはんを食べ(晩ごはんは田園調布)、その翌早朝の新幹線に乗って京都へ行きと、移動距離はすごかったですが、早朝の新幹線が気持ちよかった! 空は快晴、富士山ばっちり、これで同人誌が飛ぶように売れれば最高!

結構売れました。

私が会場に着いたときには、Bookpot のメンバーたちがもうブースを設営してあって、蛍光色の表紙が特徴的な『翻訳者、豊﨑由美と読んで書く』がずらっと並んでいる様子を見たとき、達成感がからだ中にみなぎりました。そして、それに匹敵するほど、今まで画面越しにしか会ったことがなかった仲間に会えて感動! 肩をポンポンと叩き合ったり、互いのサイズ感についてコメントしたり、初めて後ろ姿を見たりと、とても新鮮でした。

メンバーさんの何人かは、表紙の黄色に合わせて、黄色の服を着てました。ノリがいい!

Bookpot は関西メンバーだけでなく、東京からも手伝いに来てくれた人たちがいて、狭いブースを交代で店番しました。といっても、私は会場をぐるぐると巡ったり、遊びに来てくれた同級生との再会を楽しんだり、SNSで知っていたクリエイターの方々に挨拶したりと、あまり手伝いませんでしたが。

「若い人は本を読まない」って言ったの、だれですかぁ〜?

……と叫びたくなるほど、出店者も来場者もいっぱいで、みんな何冊も同人誌を買ってました。私も会場の「若さ」につられて、大学生の短歌集を買いました。パラパラみてると、こっぱずかしい。自分もこうだったんだわ。

私たちの本もそうですが、Bookpot のブースの両隣もニッチな本を売ってました。一般の本屋さんではお目にかかれない珍しい装丁の本を売っている人も。内容だけでなくて、ブックデザインもいろいろでした。文フリからスターが生まれることもあるらしく、今回の文フリにも超人気のクリエイターがいて、長蛇の列&即時完売だったようですが、どの人も趣味で、好きなように本を作って売っているので、幸せな空間でした。

私は人まちがいをやらかし、古い友人が来てくれたんだと勘違いして、見知らぬ男の人に、斜め後ろからがっつり寄っかかりました。でも、その人は動じずに同人誌を買ってくれました。びっくりしたでしょうね、背後からおばさんに抱きつかれたわけだから! 

講師の豊﨑さんの本も宣伝しつつ、そして、韓国文学を紹介するちぇっくCHECK、女性作家の海外文学を紹介する「ほんやく日和」も並べて、開場する前の静かなときにパチリ!

文フリはあっというまに終わって、すっかり気分が盛り上がった我々はなぜか寒い冬空の下でコーヒー飲みながら、次のアイデアなどを話し続けたのでした。なんだろ、こういうときって、アイデアがいっぱい出てくるよね。

それから注意事項がひとつ! この蛍光色の表紙は色褪せしやすいのだそうです。暗所に保管してくださいね。

謹賀新年2024

元旦から大変なニュースが続きましたが、ここからは平穏になることを祈りたいです。

新年早々、日本に行くのでとても楽しみです。すごくいっぱいいっぱいに予定を詰め込みました。帰ってきたら、わりとすぐにサンフランシスコに行きます。こちらも楽しみです。

そして、どうやら年内にまた日本に行くかもしれません。どうなるでしょうか。

私の頭の中にいろいろとアイデアが渦巻いているのですが、ぐるぐる回って終わるだけかもしれません。ま、それでも十分かもしれない。だって、楽しいから。

2024年は去年訳した2冊がマジで世に出て欲しいなと思ってます。

親戚のちびっこに『大ピンチずかん』を送りました。前々からすっごく読みたかったそうで、正座して本を読んでいる写真が送られてきました。毎日大ピンチに見舞われているんでしょうね、きっと。目が真剣そうでした。

というわけで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。