Y日記18

一時帰国の大型荷物ハックとして、IKEAのあの青いバッグ+段ボール箱がいいと聞いたので、IKEAへ行こうとしたら、地下鉄の駅の出口で若干迷った。出口は2つしかなくて、どっちから出たほうが歩かずに済むかで迷っていただけだが、フィリピン系と思わしきおばさんに

「あんたどこ行くん?」

と声をかけられた。こういう親切をふりまいてくれるのは、だいたいフィリピン系の人よね、ちょっとほっこりする。

しかし、私はノイズキャンセレーションのヘッドセットをし、ポッドキャストを聴きながら迷っていたのだった。おばさんの声はあまりキャンセレーションされなかった。目の前で身振り手振りで声をかけてきたのもあるけど、おばさんは特殊な音域の声を発したとか?

「IKEAに行きたい」

「IKEAは上にある」

知っとるわい!と思ったけど、親指を立てて「いいね」のポーズをしてその場を去った。

IKEAのバッグは1個$1.5くらいだったので、2つ買い、せっかくここまで来たんだしと要らないものまで買い込み、完全にIKEAの罠にハマった。

帰りにマクドナルドのそばを通ったので、そういえば、「最近ここでも10ドル超えは当たり前」と聞いたことを思い出し、店内に入って、タッチパネルでフィレオフィッシュのセットを注文するふりをしたら、12ドル超えだった。

それだけ確認して店を去った。


猫がリビングで粗相をするようになった。アマゾンの空き箱が好きなので、空き箱を置いておいたら、そこをトイレと勘違いしたらしい。猫にも認知症があるので、それかも?


週末、Bookpotters の読書会で、『死んでから俺にはいろんなことがあった』について話し合った。訳者の木下さんも遊びに来てくれて、ポルトガルの文化や歴史をいろいろと教わった。「ルゾフォニー」という言葉を知った。

そーいえば、ピックルボールのコートにポルトガル系の男の人がいて、その人もスキンヘッドだ!

Y日記17

2日間立て続けに、20代男子とピックルボールで対決し、腰を痛めた。

中年同士でプレイをすると、互いに走り回りたくないと思っていることを明らかにするのだが、若くて元気な人たちにはそのような考えはない。彼らは有り余るエネルギーを消費したいのだ。打ち返してくるボールも重く、猛ダッシュしたかと思えば、急に止まったりと、私もつい頑張ってしまう。

ダブルスで組んだ相手が若い男子だと、コートが一気に華やぐ。そのせいで、私は自分が一体何歳なのかを忘れる。腰を痛めるまで。


この間、随分久しぶりにポッドキャストの収録をした。姉御は中年の性愛について語りたかったのだが、今の私はそういうことにまるで興味がないため、薄い反応しかできなかった。確かに、私と同じくらいの年齢でも性愛や見た目の美しさ(体型とか)を非常に大切にしている人はいる。というわけで、二人のちぐはぐな会話をよかったら聞いてください。


1冊訳し終えて、ちょっとぶらぶらしてから、次の本を訳しはじめた。訳しはじめは、スピードが遅い。ま、そんなもんだよね。明日ぐらいからスピードアップすると思う。

超訳したい本がある。びっしばっしと物を言う女性が書いた本。全方位に配慮してばかりじゃだめなんだよ! 持ち込んでいるけど、話が決まってほしい(祈り)。

最近、本のことはインスタで投稿して、スレッドとFBに垂れ流してる。

Y日記16

あくまでもトロントの話だけど、UberとLyftの両方に登録しているライドシェアの運転手から面白い話を聞いた。Uberの利用者が圧倒的に多く、客を下ろしたら、すぐに次の客を乗せるほどひっきりなしなのに対し、Lyftで車を呼ぶ人は少なく、数分に1回くらいだと言う。Uberのほうが大きい会社なのだから、まあ、致し方ない。しかも、運転手的には1マイルあたり、Uberのほうが10セント多く稼げるのだそうだ。私は、Lyftが存続する限り、永遠に利用すると誓った客なので、社交辞令的に「申し訳ないです〜」と声をかけてみた。すると、

「なんでなの?」

と聞かれたので、事情を説明。私は過去にアメリカでUS$300の現金入りバッグを車内に置き忘れたことがある。でも、Lyftの運転手さんにちゃんとそのバッグをホテルに届けてもらった。以来、Lyft派になったのだった。アメリカで$300の現金が戻ってくるってミラクルじゃないですか? 運転手以外にも、アメリカ在住の友人各方面に迷惑かけたけどね。

「ええ話や」

トロントの運転手はつぶやくと同時に、「本当に忘れ物する人が多い。特にスマホ!」と憤りと諦めが混ざったため息をついていた。

先週までの切羽詰まった感じが嘘みたいに今週は小休止だった。だから、寝溜めし、ややこしめのメールを書き、いつもよりピックルボールを長めにプレイし、部屋を片付け、旅行の細かい計画を立てたりしていた。スイス鉄道の料金設定がのみこめず、なぜ部分的にしか座席指定できないのかもわからず、スイス鉄道に電話した。たまたまなのかもしれないけど、控えめに言っても、そのカスタマーサービスのお姉さんは優秀かつ親切だった。

ゼンデイヤの『Challengers』をやっと見た。内容が新鮮で、意外で、しめっぽくなくて面白かった。最後のシーンのコートでの戦いが、『エースをねらえ!』みたいで面白かった。最後のとこだけ、もう一回見た。

先週末は書評講座を開催した。あちこちのSNSで感想書いたけど、ポール・オースターの追悼会という特別企画だったので、いつもとは違う新鮮さがあって楽しく、こういう特別回を時々入れようと思った。私の書評は今回も最下位争いをしていたが、それにももう慣れてきて、逆に話題提供をしているのだ!と自負が芽生えてきた。

Y日記15

信号待ちしていたら、風に飛ばされた帽子がどこからともなくコロコロ転がってきた。しょうがないなと拾いにいき、「これ、誰の?」と大声で周囲の人に聞いたが、みんな知らんぷり。しまった。もう拾ってしまったのだから、ひっこみがつかない。「これ、だれの〜?」と連呼してたら、ホットドッグを買うのに並んでいた、スペイン語圏から来たと思われる若いお兄さんが、ほぼスペイン語といってもいいブロークンな英語で、「あの女性の帽子だよ」と指差して教えてくれた。

が、その女性は既に帽子をかぶっている。

「マジで?」とお兄さんに目で訴えると、「絶対に間違いない」と目が真剣だった。

「あの〜、これあなたの帽子じゃないですか?」と半信半疑で聞いてみた。

すると、既に帽子をかぶっているその女性は、「あ!」と言って帽子を受け取ると、帽子の上に帽子をかぶり、「サンキュー」と礼を言い、信号を渡っていった。

帽子 on 帽子……

常識を試される日々が続いている。

Y日記14

「日記」と言ってるけど、本当は「週記」だと気づいた。

自分の日常生活が揺らぐような事件勃発で、悩みがつきない。憂さ晴らしにピックルボールをしてきた。

レジュメ書いた。がんばった。とてもいい本だと思う。今の時代にぴったりな内容だと思う。話が決まるといいな。

翻訳も山場を超えた。去年からずっと鈍器本や内容がややこしめの本を訳しているのに、まだどれも刊行されていないため、忙しいばかりで何もしていないかのように見える。こればっかりは私の都合じゃないから、どうしようもないけど。

1つずつ、やらなければならないことをやっていったら、「今回は絶対に無理」と思っていた書評講座用の書評が書けた。でももう今週は力尽きた感がある。いつもなら退屈してしまう注記の翻訳が心地よい。

しばらく前から、とある著作権切れの短編を訳したいと思ってる。夏に時間ができたらやろう。今度は紙にはしないかも。電子だけで作ってみる。

↑これは元気が出てきた証拠だろうか?

The Bear のシーズン3が出たから、E1をとりあえず見た。気持ちに余裕ができたら、もっと見る。アンドリュー・マッカーシーの「BRATS」も見る。