ポッドキャスト道場破り、続編

文学ラジオ空飛び猫たち」という海外文学を紹介するポッドキャスト道場破りの続編です。

前編もそうでしたが、いつもよりえらく真面目に話しています。他人の土俵でしゃべっているので、下手なことはいえません。今回は、もう少しパーソナルな話題ってほどでもないですが、書評講座の展望や、「類語辞典シリーズ」の使い方、姉御といっしょにやっているポッドキャストの話をしてきました。空飛び猫たちのお二人に、「姉御のキャラが立ってて面白い」と言ってもらいました。

この2回のゲスト出演の収録で、しゃべりすぎてカットされた部分がいろいろあるのですが、こちらに登録(無料)すると、そのカットされた音源が聴けます。よかったらどうぞ。

SNS経由や様々なメッセージで感想をもらいました。私をリアルによく知っている人には「まじめ!」、一度もあったことがない人には「なんか頑張ってる人だ!」と言われます。ま、そんなもんですよね。

文学ラジオ空飛び猫たち」を聞いてくださった方、感想を教えてください。「あのポッドキャストへ道場破りに行け!」などのタレコミも歓迎します。

最近SNSがつまらないので、しばらくはポッドキャストを徘徊し、ここで日記を書こうかなぁ。

初のポッドキャスト道場破り

先日、「文学ラジオ空飛び猫たち」という海外文学を紹介するポッドキャストに道場破りしてきました。もっちりんださんに「道場破りは自分でポッドキャストをやるよりいい!」と聞いていたので挑戦した次第ですが、本当にそうでした。ポッドキャストの何が大変って、音声の編集! 姉御と私はすごく適当に編集しているとはいえ、それでも1、2時間はかかる。丁寧な編集なら、3、4時間はかかるんじゃないでしょうか。

このポッドキャストはミエさんとダイチさんという2人のステキ男子が運営しています。おだやかな話ぶりがとても心地よく、よくジムで運動しながら聞いています。

今回は書評講座のメンバーで作った同人誌の宣伝をしに行ったのですが、録音した頃には同人誌が売り切れというオチが付きました。ですが、ミエさんとダイチさんに『翻訳者、豊﨑由美と読んで書く』を隅々まで読み込んでいただき、ありがたい感想までいただいて、あれを作った甲斐がありました。

個人的には、『引き出しに夕方をしまっておいた」も『インヴェンション・オブ・サウンド』もちゃんと言えていない自分に笑いました。固有名詞くらい準備して覚えとけって感じ。

今回の配信を聞いてくださった人たちからは、「書評とポッドキャストの違い」を話しているところが非常におもしろかったと感想が届きました。そうだったかな?と思って、聞き直してみたら、自分でも面白かったので、まだ聞いていない人は聞いてください。

次回も引き続きゲスト出演します。何を話したのかは覚えてません。暇だったら聞いてください。

翻訳関係のポッドキャスト、いや、映画や海外ドラマでもいいんだけど、他のポッドキャストにもどんどんと道場破りしたくなりました。ご招待お待ちしてます。

ポッドキャスト2023&シーズンフィナーレ

姉御が note にシーズン3の総括をしてくれた。本当に面白いゲストさんに来てもらえて楽しかった。

次のシーズン4は転機を迎える。そもそも、このポッドキャストは、姉御が大学に入り直してもう一回勉強すると誓いを立てたところから始まった。アカデミックな場での勉強に戻るのが不安だと言うので、私はほんの少し手伝いをした。姉御はあっという間に勉強に慣れ、助けなどすぐに要らなくなった。そんな姉御が学んだ大学の卒業式の総代に選ばれたんだから、すごいすごいすごい! だってさ、私たち、いろんなことを覚えようとしてもすぐに記憶から抜け落ちるお年頃なんだよ! 私も卒業式に行って、姉御の晴れ姿を見たい。

シーズン4は何を話そうかなぁ。個人的にはもっと映画やドラマの話がしたい。ポッドキャストで話すと記憶に残るから。どうやら、シーズン2で登場したモデルの優恵ちゃんと3人で特別版を作るらしい。

その前に、シーズン3.5をやって、われらのロイヤル・コレスポンデンス、よりぞーさんをお呼びして、『ザ・クラウン』のシーズン6について話したい。ようやく全話見終わった!!いやぁ、シーズン6はめちゃくちゃよかった。

というわけで、シーズン3のフィナーレをお届けします。『アメリカン・フィクション』『ホールドオーバーズ』「落下の解剖学』について話していますが、いつものように脱線しまくりです。

PODCAST S3 EP4

シーズン 3のエピソード4をお届け。今回もゲスト回です。お迎えしたのは、私の大学の大先輩、船坂まりさんです。まりさんは今年100歳を迎えられたので、「同志社女子専門学校」の昭和19年のご卒業です。

まりさんとの出会い

トロント同志社会の集まりで、隣同士になったことがきっかけでした。そのとき、まりさんはお誕生日を迎えられたばかりで、そのお年を知って驚いたのでした。もっとお若いと思ったんですよ!

暮らしの手帖にまりさんの手記

そこから、いろいろとお話を伺ううちに、暮らしの手帖が出している『戦中・戦後の暮らしの記録』(暮らしの手帖の70周年記念出版)に、まりさんの手記が掲載されていると知り、読みました。普段のメールの文章も日本語が美しいのですが、それだけではありません。文才がおありなのです。

「私は京都出身だから、いわゆる「戦災」には遭わず、家を焼け出されたとか、そういう経験はしていないんです。そんな私が経験した戦争を書いてみようと思ったの」

と、まりさんはおっしゃいました。まりさんの手記は「清水さんを思う」という題で、初恋の人を戦争で失った話です。本当は「軍事郵便」という題で出されたそうですが、編集で変えられたことが「とても残念」とご本人がおっしゃっていたので、ここに本当の題をお知らしておきます。でも、私は編集者さんの付けた題もすごくいいと思います。なんか、わかるんですよね、どうして変えたかが。題のことはさておき、切なく、そして、当時の恋愛というものがよくわかる話です。ぜひ、『戦中・戦後の暮らしの記録』に載っている、まりさんの手記を皆さんに読んでいただきたいです。

次回か、その次の配信で、この手記についても伺っているので、楽しみにしていてください。

今回の内容

  1. 同志社女子専門学校の卒業。
  2. 1957年から1963年までのモントリオール駐在時代
  3. そのあとの香港駐在時代
  4. 1971年からのトロント駐在時代

メアリー・デントン先生

戦中に監視されていても、毅然としていたメアリー・デントン先生の話や、戦争中でも英文学が勉強できた話が出てきます。同志社女子に通ったことのある人なら、デントン先生の話を聞いた記憶があるかと思います。今出川キャンパスにデントン館という建物もあるのですが、どんなだっけ?と思い出せなかったので、リンクを貼っておきます。

https://www.dwc.doshisha.ac.jp/campusmap/imadegawa/index.php

私、実は大学時代が「暗黒時代」の一つだったので、あんまり記憶がありません。ですが、この大学を志望した理由ははっきり覚えていて、「赤い煉瓦で統一されてるキャンパスがかわいい!」でした。今写真を見ると、赤煉瓦にもいろんな色があって、そんなに統一されてるわけでもないですね。

アメリカにいたとき「建物が可愛いから学校を選んだ」と人に話したら、「僕も〜」と言ってくれたアメリカ人がいて、その人はペンシルバニア大学に行ったそうです。いるんですねぇ、どこの国にも!

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャスト、アマゾンミュージックでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。

PODCAST S3 EP3

シーズン 3のエピソード3をお届け。今回ももっちりんださんとお話しました! この回は、もっちさんの力作です!ご本人いわく、会心の出来だそうです。ぜひ聴いてください。

  1. 女性のエージェンシーについて話しています。「エージェンシー(Agency)」って、自分で自分の人生を選ぶ力、自己決定能力のようなものを指します。自分で選んだ道なのだから、それが間違っていようと関係ありません。もちろん、しがらみのない人生なんてありえないので、さまざまな制限があるなかで、「自分はこう生きよう」と思うことがエージェンシーなのかなって。
  2. 私の大学進学が危ぶまれた昔話をしてます。「家が貧乏で」という問題ではなかったんですが、それを言い忘れていました。「金銭問題でなかったから、たちが悪かった」ということが一番言いたかったんですが!! ちなみに、他の姉妹も進学してます。
  3. 途中、私が大女優原節子をディスってますが、若くて何も知らない頃にそう思っただけです。姉御のほどのファンではないけど、今は、原節子好きです。昔の大女優で言うと、私は断然「高峰秀子」派なんです。
  4. X(旧ツイート)って、あらためて意図せずに起きる炎上が面白いなと思います。どんどんと嫌な場所になってはいますが(笑)。

今回触れている映画やドラマ

  • Barbie

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャスト、アマゾンミュージックでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。