The Penny Dropped

この動画を作るのに、1セント硬貨(= a penny)を探し回りました。今はもう使われていないのです。そんな貴重な硬貨なのに、うまく画面に収まるように転がすのが大変で、この白い家具の後ろにいっぱい落としてしまいました。

ところで最近、腑に落ちることがありました。

私は英語から日本語に訳すのが専門で、カタカナを使うと「カタカナじゃなくて、日本語らしく訳してもらえますか?」と編集担当の人に指摘されることがあります。翻訳するときに下調べもするし、勉強もします。なので、「え? これは日本で一般的に使われているカタカナ語ではないの?」と疑問に思うのですが、工夫すれば言い換えられるので訳文を作り直します。でも、和書やインターネットにある日本語記事や日本人同士の討論には、当たり前のように、そのカタカナ語が使われている……

そこで日本にいる友人たちに尋ねてみると、日本人の識者たちによる討論会などはカタカナ語が多用されていて、内容がよくわからない、ようです。あと、ついうっかりカタカナ語を使ってしまい、「意味がよくわかりません」と指摘を受けることも……。カタカナ語は内輪では通じるけれど、その外にいる人にはわからないか、わかりにくいのでしょう。やっぱり、私の訳文への編集者の指摘は的確だったのです。

それと同時に、「翻訳書」へのアレルギーが一定の読者にはあるのかもしれません。外国の知識、外国人の論調、外国かぶれしている翻訳者に対して、懐疑的な目で見てしまう…… だから、カタカナが多すぎると嫌がられるのかもしれません。

この間見たインターネットの討論で、日本人に交じって、大変日本語が流暢なイギリス人が、その場の誰よりもカタカナ語を使わずにしゃべっていました。私には、このイギリス人の気持ちがよくわかる気がします。

とにかく、周囲の意見を聞いて、「腑に落ちた」のです。ヨカッタ、ヨカッタ。

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