ブラジル日報の連載小説

翻訳仲間で、アルゼンチンにいらっしゃる相川さんが「ブラジル日報」に小説『おてもやんからブエノスアイレスのマリア様』を連載しています。新しい話が掲載されるたびにお知らせが届き、楽しみに読んでいます。90年くらい前に写真花嫁としてアルゼンチンに移住した女性の聞き取りをもとに書かれていて、素朴な語り口と、一緒に掲載される写真がステキなのです。「かね」さんと、「くまお」さんのほんのりした愛にも、ぎすぎすした都会に住んでいる私は癒されています。

私はカリフォルニア州にいたときも、トロントに移住してからも、あまり地元の日系社会には属していないのですが(いつも家の中にいるので、属しようがない)、それでも『おてもやんからブエノスアイレスのマリア様』に書かれている様々なことに共感できます。たとえば、「国語」という概念。自分の「国語」である日本語を使わずに、「英語」という現地の「国語」を使って暮らすこと。「英語」を国語のごとく自由に操れないために、社会の周縁が自分の居場所になりがちなこと。いつの間にか現地に馴染み、日本の基準に照らし合わせると、やや規格外になっている自分。あと、小説には書かれていないけれど、現地に長く住むことで国粋的思想を先鋭化させる人々。移住者と短期滞在者との間に生じる様々な齟齬。

「かね」さんの人生がこの先どうなるのか楽しみで仕方ない。今、10話。みなさんも是非読んで!FBでいつもシェアしてるけど、ここでもシェア!

ついでに、「ブラジル日報」のローカルニュースを読むのが日課になりました。南米に一度も行ったことないですが、今ものすごく行ってみたい。

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