RES GESTAE POPULI ROMANI

RES GESTAE POPULI ROMANI

断捨離を決行し、カリフォルニアから引っ越したときのまんまの段ボール箱を開けてみたら、『ローマ人の物語』のハードカバー版が全巻揃って出てきた。塩野七生にとって長い長い道のりだったこの作品は、私にとってもいろんな意味で「歴史」だった。

1991年頃、 世界のタイルの本を読んでいて「イスタンブールに行ってみたい」と思い立った。まずは、京都のトルコ文化協会に行ってみた。「トルコについて学べる面白い本ありますか?」と訊いてみると、バックパッカーが書いた本を何冊か、そして「塩野七生もオスマン帝国を描いた小説書いてますよ」と『 コンスタンティノープルの陥落 』を勧めてくれた。これが、塩野七生との出会いだった。 インターネット以前の時代には、こんな悠長に情報を集めていたのかと思うと感慨深い。そして友達からも塩野作品を贈られたりして、どんどん読んだ。

塩野七生は最初、ローマ帝国が東西に分かれて崩壊した後の歴史をずっと小説にしていた。そこから「ローマ帝国のことを書かなくちゃ」ということで、『ローマ人の物語』 を書いた(と本人が言っていたような気がする)。

その間、私はトルコやイタリアに何回か行った(ローマの遺跡巡り)。パリのルーブル美術館に行っても古代ギリシャ・ローマのコーナーだけで一日つぶすぐらいの勢いだった。 今思い返してみると、トルコにはモスクワ経由か、シンガポール経由で行っていた。シンガポールで乗り換えるときはチャンギ空港で買い物して遊べるのに、モスクワ経由のときは、ソ連崩壊中だったので、空港に何もなくてショックだったのを覚えている。そして、私はチャンギ空港でラケットなどテニス用品を一式買い、トルコでテニスをして遊んで帰ってきたのだった。 でも、『ローマ人の物語』 を読み終わってしまうと、私も心の中で何かが完結してしまった。

今年はレオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年なので、それ関係の仕事を手に入れたい!と思い、久々に レオナルド・ダ・ヴィンチ が出てくる 塩野七生の小説をちらちらと読んでいた。やっぱり面白かった。でも仕事は来なかった……

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