最近、翻訳業界の諸々について調べているうちに、書評に興味を持つようになり、 日本語あるいは英語で書かれた書評をあれこれと読んでいました。書評ばっかり読んでいると、やっぱりすばらしいものとそうでないものがあることに気づく。プロの書評家さんたちからも、書き方ではないけれど、諸事情を教わりました。
出版翻訳者として書評の副業はありだと思います。第三者的な目で読むことに慣れているから。副業にしなくても、翻訳にまつわる仕事(ブックレジュメの書き方など)に大いに役立つと思う。でも、勉強する機会が海外にいるとなかなかない…… できれば、翻訳者に特化した書評講座があったらな……
一般者向けのようですが、うまい具合にZoomの書評講座を見つけたので、書評の書き方を勉強することにしました。講師は豊崎由美さん。最高じゃないですか!! 実は、コロナ禍の中で時間を捻出して勉強する友人知人が周囲に増えていて、私も何かやろうと思っていたところでした。本のレジュメをもっと魅力的に書けるようになりたいし(悪くはないレジュメを書いていたとは思うけど、自分の能力を客観的には判断できない)。
たった一回の講座ですが、受講日までに本を一冊読んで書評を書くのが宿題。先着10名分しか講評してもらえないという決まりもある。これは絶対に講評してもらわねば! と電子書籍を慌てて買い、メモをとりながら猛スピードで読み、ざざざっと書評をかき上げました。ギリギリ間に合った!!
お題には、和書と訳書の選択肢があり、訳書を選びたかったのですが、そちらは電子書籍ではなかったので、残念ながら時間内に手に入れるすべがありませんでした。
講評してもらったら、このブログに掲載してみようかな、ビフォアフター形式で。ハハハ…… どうなることやら。