第三回翻訳者のための書評講座、終了

12月3日、豊崎由美さんを講師にお迎えし、書評講座を開きました。講座と懇親会で、今回も濃密な5時間を過ごしました。毎回、ホントにすごいです。

課題書は次の2冊か、自由選択でした:

喜べ、幸いなる魂よ(佐藤亜紀、角川書店)

フランキスシュタイン(ジャネット・ウィンターソン著、木原善彦訳、河出書房新社)

・自由選択(海外文学で邦訳が出ているものなら、文字通り何でも)

「自由選択」という選択肢が増えたことにより、今回は文学だけでなく、詩集、ノンフィクション、シリーズ作品、ブックデザインに凝った本など、紹介する本の幅が広がりました。その分、豊崎さんから伝授されることも増え、メモをとる量が半端なかったです。

そして豊崎さんが書かれた書評にも受講者からするどい批評コメント! 講師と受講者の間の垣根がほとんどありません。

この書評講座に関心を持っている人も多いだろうということで、一夜明け、ツイッターのスペースで受講者4人で座談会を開きました。これでなんとなく、講座でどんなことをしているのか、雰囲気が掴めていただけたのではないかと思います。

この講座に関して、4人で話しているうちに新しいアイデアなども浮かび、これから先が楽しみです。書評でこんなに楽しめるなんて思いもしませんでした。

今回の書評王は五十嵐真希さん。『引き出しに夕方をしまっておいた』(ハン・ガン著、きむ・ふな、斎藤真理子訳、クオン社)という詩集の書評で、実にすばらしかったです。

前回同様、note に講評後に書き直した書評を徐々に載せていきます(強制ではないので、書きたい人だけですが)。

4回目もやるぞー!

PODCAST S2 EP4

シーズン 2 のエピソード4をお届け。

1)きょうこりんは日本へ弾丸帰国を決行。2年8カ月ぶりです。コロナが蔓延しはじめ、カナダも国境を閉ざそうとしているときに、日本で部分かつらをオーダーメイド。今回はそのかつらを取りに行きったので、姉御に話を聞いてもらいました。

偶然だけど、今、髪結いについての本を訳しているので、頭の中は「頭髪」のことでいっぱい!

ちなみに、神戸の三宮にいたのは、短期ですが(むしろ長期出張?)家人が神戸で仕事をしているからです。

そろそろゲストをお迎えしたいと計画中です。「私も出たい!」なんて方がいらっしゃったら、連絡ください。

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。

PODCAST S2 EP3

シーズン 2 のエピソード3をお届け。

1)姉御が今年のArt Torontoについて話してます。来年は私も行ってみたいな!

2)きょうこりんが十数年前にジョージ・ルーカスのお屋敷を訪ねた話をしてます。突然彼のような有名人に遭遇したとき、あなたならどうしますか!?

3)きょうこりんがパンデミック以前にツイッター本社詣をしていた話をしています。警備が厳しいんだよ!

4)姉御おすすめのドイツのドラマ『 The Empress/Die Kaiserin』(ネットフリックス)を私も見ました。私たち、なんだかんだで、お姫様好きなんですかね? またマリー・アントワネットやダイアナ妃について盛り上がってしまいました。姉御もダイアナ妃の影響を受けてます(笑)

今回の収録で触れた作品:

  • 『 The Empress/Die Kaiserin』(ネットフリックス)
  • 『ベルサイユのばら』

そろそろゲストをお迎えしたいと計画中です。「私も出たい!」なんて方がいらっしゃったら、連絡ください。

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。

読書会9 – 歩道橋の魔術師

今月は呉明益の『歩道橋の魔術師』。この本がお題に選ばれたのは、明治書院の高校生用の国語の教科書に、この小説が収録されたという話をメンバーさんが教えてくれたから。掲載されるのは表題作だけらしいですが。

この読書会で呉明益作品を読むのは今回で2冊目。1冊目の『雨の島』と同じように、短編がいくつも収録されていて、本全体を貫く要素がある。たとえば、どれも昔台北にあった中華商場が舞台になっていて、そこで育った子どもたちの視点、その子どもたちが大人になってからの視点で語られている。狭い空間しか知らない子どもの世界の端っこには魔術師がいて、子どもたちの人生の転機にマジックを使い、その世界に穴を開ける。そして、どの短編も暗く、大人に成長した子どもたちは幸せそうではない。全体にたなびくような不幸感が、エドワード・ヤンの映画みたいだと思った。

電子版の『歩道橋の魔術師』には、天野健太郎訳に、及川茜訳の短編が一つ追加されていて、1冊で二人の訳者の訳を読めるのもうれしかった。特に、いちばん最後に収録されている、及川さんが訳された双子の話が、「二つの中国」に二枚舌を使う「外国」、あるいは、「中国が二つある状態」に対する決断を保留し続ける「台湾」の話のように読めて興味深かった。

天野健太郎の訳者あとがきに加え、東山彰良の解説もあって、こちらも読みごたえがある。私が『歩道橋の魔術師』に出てくる中華商場の存在を初めて知ったのは、東山彰良の『流』を読んだときだった。

PODCAST S2 EP2

シーズン 2 のはじまりはじまり! エピソード2をお届け。

1)きょうこりんがキャットタワー購入で撃沈した話をしてます。

2)姉御おすすめのドイツのドラマ『 The Empress/Die Kaiserin』(ネットフリックス)について話してます。シシィこと、オーストリア=ハンガリー帝国のフランツ・ヨーゼフ1世の皇后、エリザベートについてのドラマです。シシィの三部作の映画も映画もお勧めだそうです。

3)オードリー・ヘップバーンの『シャレード』についても話してます。ジバンシーの服が超おしゃれ!同じスタンリー・ドーネン監督でソフィア・ローレン+ディオールの『アラベスク』も見たけど、オードリー・ヘップバーン+ジバンシーのほうがインパクト強いのです。

今回の収録で触れた作品:

  • 『 The Empress/Die Kaiserin』(ネットフリックス)
  • シシィの三部作『プリンセス・シシー』『若き皇后シシー』『ある皇后の運命の歳月』
  • 『シャレード』

EP1で加齢について話したいと言っていたのに、全然話してない!!

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。