PODCAST EP9

エピソード9をお届け。

1)もっちりんださんとのおしゃべり第2弾!『ジョー・ベル 〜心の旅〜』(原題『Joe Bell』)、『ある少年の告白』(原題『Boy Erased』)、そして『ハンドメイズ・テイル』を語りつくします。

2)リスナーさんから、「ルー・リードもコンバージョン・セラピー受けてたよ」と声をいただきました。そのときの体験を歌にしたのがこちらだということで、貼っておきます。

3)今回、言いそびれましたが、私が『ハンドメイズ・テイル』でいちばん気になるキャラは「リディア小母」と、海賊みたいに片目にパッチをしている「ジャニーン」です。「リディア小母」には、まさかの過去があって……。きちんと誠実に、他人に迷惑をかけずに生きていると自負するリディアは、人生のちょっとした歯車の狂いが許せなかったのですね。「ジャニーン」は危なっかしいのですが、いちばん人間的なのではないかと、私がいちばん共感できるキャラです。リスナーのみなさん、『ハンドメイズ・テイル』について一言いいたい!って方はメッセージください。

4)もっちさんとのおしゃべりは次回も続きます。お楽しみに!

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。

読書会5 – 雨の島

今回はYAを離れ、大人の小説。台湾の有名な作家、呉明益の『雨の島』を読んだ。

台湾は何回か行ったことがあるぞ! と本を開いてみると、私は台湾のことなんて、これっぽっちも知らないことに気づかされた。私は「台湾=台北」のイメージしか持っていなかった。登場人物も台湾の原住民族。そういえば、昔台湾で仕事をしていた妹が、「台南のほうは全然ちがうよ」と言っていた、と今頃思い出した。

『雨の島』は近未来の話なのに、どこか懐かしい気持ちになる。思わずエドワード・ヤンの映画が目に浮かぶ。わかりますかね、このたとえ……

台湾に生えている植物や鳥の名前など、知らない固有名詞が次々と出てくる、細かい自然描写。そして、その自然がSFとうまくマッチしている不思議さ。現実と幻想の世界を行ったり来たりしても違和感を感じない。それに、登場人物には外国とのつながりがあることが多く、小さな島国の話なのに、空間が広がってるみたいにも感じる。

6つ収録されている短編のなかでは、2番目の短編がいちばん好きだった。読書会のみんなも、これが好きだと言っていた。いちばんわかりやすい、ってのもある。

気になったのは、アンドロイドクロマグロ。これについては、いろいろと話すことが多く、環境問題、AIの将来へと話は広がり、呉明益のわなに完全にはまっている気がした。アンドロイドクロマグロの短編は、ちょっと『白鯨』っぽい雰囲気もあって、こちらも好きだな。

呉明益の作品は、いっぱい積読しているから、この夏にいろいろと読もう!

『対立・葛藤類語辞典 上巻』出ました

新しい訳書が出ました。

さぁ、出ましたフィルムアート社の類語辞典シリーズの最新版!タイトルも表紙デザインもキテレツで、私は大好きです。内容はいたって真面目。小説や脚本で、心の中の葛藤や、対人関係での揉め事などを書くときに、深堀りするのに超便利です。さらさらページをめくっているだけで、無意識に感じていたことがふっと意識の中に出てきます。

試し読みはこちらから。

試し読みのページには、私のプロフィールもオリジナルロゴと一緒に載せてもらってます。いろんなバリエーションのロゴ作ってもらっておいて、ホントによかった。あけみさん、ありがとう! 

大型書店には既に平積みされているらしいです。日本にお住いの方、見つけたら、写真とって見せてください。

タイトルをよーく見てください。「上巻」とありますね。ってことは下巻も? 乞うご期待!

PODCAST EP8

エピソード8をお届け。

1)はじめてゲストを招きました。アメリカにお住いのもっちりんださんです! ポッドキャスト道場破りが趣味だそうです。もっちさんにはいろんなお話をしていただきました。3回くらいに分けて配信します。お楽しみに!

2)今回のパート1では、もっちさんの出版企画についてです。ホント、成功をお祈りしてますヨ!

3)パート2からは『ハンドメイズ・テイル』についてです。シーズン5の公開を前に、いろいろ振り返りたい! もっちさんときょうこりんは、実はクラブハウスでドラマについて熱く語る会で知り合いました。もっちさんの洞察力のするどさに感嘆するとともに、LGBTQのことも勉強になりました。

4)今回初めてのゲスト回とあって、収録中に区切りを考えてませんでした。編集にちょっと時間がかかってしまいました。

Spotify だけでなく、アップルポッドキャスト、グーグルポッドキャストでも聞けます。「きょうこりんと姉御」で検索してみてね。

最近見た映画&ドラマの忘備録

昔はブログを書くことが趣味だった。ブログを通じていろいろな人に出会えた。あの頃は牧歌的だったのだろうか?最近は、ポッドキャストがかつてのブログのような楽しさを与えてくれている。

さて、最近見た映画。といっても、もう何を見たか忘れているので、思い出した分だけ書き留めておこう。

『トップガン:マーヴェリック』:家人とともに公開日に。お祭り騒ぎに参加するのは、とても楽しかった。多くの人がこの映画について語ってるので、ここには書かないけど、次はIMAX&DBOXで観ようかな。

『Downton Abbey: A New Era』:2、3時間では収まりきらないお話だから、映画はキツイ。過去のドラマをぐるぐる何回も見てるだけで十分。でもファンとしては、ドラマには出てこないキャラクターも出てくるので、ついつい見てしまう。

『Everything Everywhere All at Once』:とても興味深かった。「お前は一体何をやりたいのか?」という悩みは、別に若者の特権的な悩みではない。やりたいことをやれなかったという気持ちは積年の恨みになってこじれる。グーニーズの子役だったキー・ホイ・クァンの年のとり方がいいなと思った。あんな感じの人、好き。

『月は上りぬ』:田中絹代監督の小津安二郎っぽい映画。田中絹代が映画監督もやっていたとは、知らなかった! 戦後10年後くらいの話で、女性はみな自分で人生を選択するなど許されない。でも、この映画では男性陣が優しそうで責任感もありそうなので、それはそれで幸せそうではある。でもあんな時代には戻るのはごめんだ。男性が専制的だと、『ハンドメイズ・テイル』にしかならないから。

どうでもいい話だが、私は昔冬になると長野県の山にこもってはスキーをしていた。そこに、アルバイトで来た地元の女の子の名前が「田中絹代ちゃん」だった。訊いてみれば、やはりお父さんかおじいちゃんが田中絹代のファンだったらしい。

『Successions』:やっとやっとシーズン3まで全部観た。面白いけど、続けざまに見るのはきつい。家族内でも、思いやりに欠け、自己責任を貫いていくと、あのような骨肉の争いになるのだね。極端すぎて笑える。つい、ルパード・マードック一家とか、ドナルド・トランプ一家を思い浮かべてしまう作りになっている。

ドラマと関係ないけど、私は仕事でイヴァンカの本を読み、彼女についていろいろと調べたことがあるけれど、彼女は一部の人が思うような馬鹿ではない(と思う)。あれだけの富裕な家に生まれ、カリスマ性のある親のもとに育った幸と不幸は、この『Successions』に登場する「娘」と重なっている。最近読んだ本『After Steve』にもイヴァンカがちらっと出てきた。ジョブズ時代のアップル社はワシントンDCに政府交渉担当者をわずかしか置かなかったけれど、今のハイテク企業はどこもものすごい数の政府交渉担当者を抱えている。クック自ら出向くこともあり、彼はイヴァンカ&ジャレドと夕食を共にした。あの夫婦はアップル製品好きで有名だから、お父さんにアップル社について穏便な発言をしてもらう狙いがあったと本に書いてあった。まさに、『Successions』みたいな話だわ。

今は新しく出た『Stranger Things』をせっせと見てる。子どもたちの体がすっかり大人の骨格になってきた。少年たちが一気におっさんくさくなっている。