ジュディ・ガーランドのお話。キツイ内容だとは聞いていたものの、いたたまれなかった。レネー・ゼルウィガーの私生活と重なるところがあるからかも。でも、ぴったんこの役が回ってきて、苦労した甲斐があったね、とも思ったりする。
映画の後、レストランに食事に行き、若いウェイトレスに「何の映画見たの?」と聞かれ、「ジュディ」と答えた。きょとんとしていたので「ジュディ・ガーランド」と畳みかけてみたが、彼女は知らなかった。頭をフル回転させ、彼女の世代でもわかりそうな子役スターで今も現役スターを探してみた。
「ジャスティン・ビーバーぐらいな感じのスーパースターだった人」
と説明したら、ふうん、と薄めの反応で、「悲しい映画はいや。泣いちゃうから」と言って去って行った。たとえが悪かったのだろうか……
私は実は最後にたまらなくなってボロボロと泣いてしまった。